2026年5月10日、ドンナイ市のNhon Trach 第6工業団地で発生した工場火災により、約1,350人の労働者が就業停止となっています。被害面積は9,000平方メートルに及び、行政機関は雇用確保と早期事業再開に向けた支援を急いでいます。
本記事では、火災の概要と労働者への影響・行政対応について紹介します。
5月12月:ドンナイ市内務局との協議
VnExpressの2026年5月12日付記事によると、ドンナイ市内務局との協議(5月12日)で、火災の影響で約1,350人の労働者が就業停止となり、失職リスクに直面していると報告されました。内務局副局長は、影響を受けた労働者数を速やかに取りまとめるよう同社に求めました。
内務局副局長はまた、周辺工業団地の企業と連携して求人を紹介し、労働者の生活安定を早期に図る方針を示しています。ドンナイ市労働組合連合会も、火災後に調査団を派遣したことを明らかにしました。
同社は生産規模の縮小と工場改修を進める方針で、一部の労働者は他拠点への配置転換を優先的に検討します。配置転換が困難な場合は、規定に従い退職手続きを行うとしています。
火災の概要と被害状況
ドンナイ市内務局の2026年5月14日付記事によると、2026年5月10日午前11時08分、ドンナイ市のNhon Trach第6工業団地に立地するUniwin Vietnam社で火災が発生しました。
同社はポリエステル糸・ニット生地・縫製品の製造を専業としています。出火箇所は同社の第2工場棟で、倉庫内に綿・糸などの可燃性原材料が大量に保管されていたため、火はたちまち燃え広がり、延焼の勢いは激しいものとなりました。発生直後に同社の自衛消防隊が初期対応にあたりましたが、可燃物の多さから消火は困難を極めました。
同日午後9時までに消防隊は火災をほぼ制圧し、焼損面積は約9,000平方メートルにとどめ、原材料倉庫2棟・完成品倉庫2棟および周辺施設への延焼を防ぎました。人的被害は発生しておらず、財産被害は現在集計中です。
1,350人の雇用確保に向けた行政対応
今回の火災は同社に深刻な財産的損失をもたらしただけでなく、1,350人超の労働者が雇用を失うおそれがある事態を招いています。内務局副局長は同社に対し、以下の対応を要請しました。
- 関係機関と連携して被害規模・影響を受けた労働者数を速やかに把握し、社会保険手帳の締め処理を適正に行うとともに、賃金・給付金の未払いが生じないよう確保すること
- 生産再開後の注文に即応できるよう、労働者を引き留める方策を検討すること
- 周辺の繊維・縫製企業で求人ニーズのある企業に労働者を紹介し、早期に安定した雇用と収入を確保すること(最優先事項と位置づけ)
- 地方当局および関係省庁と連携し、同社の早期事業再開に向けた支援・手続き簡素化を提案すること
工業団地の防火対策強化を要請
今回の火災と、猛暑の長期化によるドンナイ市内の工業団地・倉庫・工場での火災リスクの高まりを踏まえ、内務局副局長は市内の企業全般に対し、防火・安全管理の徹底を求めました。
管理上の不備から火災が生じた場合、事業主が主たる責任を負うことを明確にしたうえで、各従業員への労働安全衛生規則および防火規則の徹底指導を求めています。また、社内の防火・安全担当部隊を常に即応体制に置き、実践的な対応訓練を実施するよう指示しています。
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※本記事は、公開時点の情報を参考に作成しており、今後変更となる可能性があります。また、具体的な運用は管轄機関によって異なる可能性があるため、実務上は事前にご確認をお願いいたします。

