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2025年4月:ホーチミン市雇用センターにおける求人需要と失業給付

ホーチミン市ランドマーク81を背景に労働者のシルエット

ホーチミン市雇用サービスセンターが2025年4月について発表したデータによると、同市の求人需要は引き続き労働者全体の中で「未熟練労働者」が大半を占めており、一方で失業給付の申請件数は3月と比べて増加傾向が見られています。本記事では、2025年4月におけるホーチミン市の求人動向と失業給付申請の状況を整理します。

目次

ホーチミン市の求人動向

2025年4月の求人件数と求職者数

タンニエン紙の5月6日付記事によると、ホーチミン市雇用サービスセンターでは、2025年4月において以下のような登録状況となっています。

  • 求人総数:9,775件
    (複数名を募集する案件を含む)
  • 求職者数:8,004人

全体で見ると企業側の募集がやや多い状況ですが、「未熟練労働者」枠の募集が半数を占めるため、専門職などホワイトカラー領域では逆に求職者超過になるケースも見られます。

職種別の特徴

ホーチミン市雇用サービスセンターの27職種別のデータでは、特に「未熟練労働者」の需要が目立っています。4月に登録された求人全体の58.58%(5,726件)を占める一方、未熟練労働者の求職者は2,133人にとどまり、需要と供給の差が大きいのが特徴です。一方、「会計・監査」や「管理・事務」といったホワイトカラー職種では、企業の募集よりも求職者の方が多い傾向が見られます。

需要が大きい職種トップ3(求人比率)

  1. 未熟練労働者
    • 求人数:5,726件
    • 求職者数:2,133人
    • 求人倍率:約2.7倍(=求人数÷求職者数)
  2. 食品・飲料
    • 求人数:1,042件
    • 求職者数:544人
    • 求人倍率:約2倍
  3. 履物・アパレル
    • 求人数:903件
    • 求職者数:956人
    • 求人倍率:約0.9倍

求職者が多いのに求人が少ない分野

  • 会計・監査
    • 求職者:121件
    • 求人数:454人
    • 求人倍率:約0.3倍
  • 管理・事務
    • 求職者:220件
    • 求人数:308人
    • 求人倍率:約0.7倍

ホーチミン市の失業給付申請の動向

失業給付申請件数の推移

タンニエン紙の5月13日付記事によると、ホーチミン市雇用サービスセンターにて、2025年4月に失業給付を申請した件数は12,376件でした。これは3月(10,636件)から1,740件(16.36%)増加した数字となります。

給付決定数と失業保険の不正対策

4月にホーチミン市雇用センターが同市内務局へ上申し、失業給付受給が決定されたのは10,609件です。また、毎月の就業状況報告を提出した人は37,314人に上りました。この過程で、すでに就職しているにもかかわらず給付申請を行う不正を防ぐため、ホーチミン市社会保険局と連携し、専用ソフトウェアを使った確認作業も行われています。

年初からの累計状況

2025年1月1日から4月30日までの累計では、同センターが受理した失業給付申請は35,966件で、前年同期(2024年)より13.24%(5,490件)減少しました。同期間において、ホーチミン市で実際に給付が決定されたのは33,792件で、月次での就業状況報告の受付件数は168,233件に達しています。

おわりに

今回は、ホーチミン市雇用サービスセンターの2025年4月時点における労働市場の状況(求人動向と失業給付の申請件数)を中心にご紹介しました。こうした労働市場のトレンドは、媒体や調査機関ごとに異なる部分もあるため、複数のソースを比較しながら、実際の状況に合わせてご参考にしていただけたらと存じます。

ベトナムの人事に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

※本記事は、公開時点の各ニュースソースを参考に、主要なポイントを編集・再構成したものです。概要の紹介を目的としており、最新情報は公式発表などのご確認をお願いいたします。

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