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2026年は採用一時金が1,000万ドン超へ、ベトナム北部で激化する人材争奪戦

工場・クレーン・上昇グラフを背景に、ビジネスパーソンと作業員が契約書や紙幣を手渡し合うイラスト

ベトナム北部では採用一時金の相場が高騰しています。昨年の最高水準だった3か月700万ドンが今年の標準となり、1,000万〜1,200万ドンを提示する企業も出始めています。1人当たりの採用コストが2,050万ドンに達するケースも登場しており、人材争奪戦はさらに激しさを増しています。

本記事では、採用一時金が跳ね上がった背景とベトナム労働市場の変化について紹介します。

目次

FDI企業、採用一時金を積み増して人材確保

350kmを越えて求職者が集まる理由

VnExpress紙の2026年3月26日付記事によると、3月中旬、ゲアン省から350km以上かけてバクニン省クアンチャウ工業団地の縫製工場に応募した20歳の女性の事例が報告されています。彼女は地元の電子部品工場で基本給540万ドン、各種手当を含め約700万ドンを得ていましたが、残業なしでは生活が厳しい状況だったといいます。

応募先のCrystal Martin Vietnam社(香港系アパレル企業グループ傘下)の待遇は以下のとおりです。

  • 縫製研修生の基本給:約600万ドン
  • ライン配属後:約630万ドン
  • 採用一時金(入社後3か月):600万ドン
  • 初回応募者向けの「新工場ボーナス」(6か月):450万ドン
  • 社内紹介者向けの報奨金(3か